『LISA: The Painful - Definitive Edition』は、独特な世界観と心に残る物語で高く評価されているRPGです。この作品はプレイヤーに、悲しみや苦痛といったテーマを直接体験させる特異なゲームですプレイが特徴であり、オリジナル版から改良されたこの決定版でも魅力が際立っていました。
この記事では『LISA: The Painful - Definitive Edition』の良かった点と気になった点を解説していきます。
『LISA: The Painful - Definitive Edition』
項目 | 詳細 |
---|---|
プラットフォーム | PC(Steam)、PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch、Xbox One、Xbox Series X/S |
価格 | 約2,500円前後(プラットフォームやセールによって変動) |
発売日 | 2023年7月18日 |
メーカー | Serenity Forge(オリジナル開発:Dingaling Productions) |
ジャンル | RPG、サバイバル、ターン制バトル |
表示言語 | 英語、日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など |
さまざまなプラットフォームで楽しめるリマスター版として、オリジナルのゲームをさらに魅力的に進化させたものです。価格はセール時期によって変動する場合があるため、プラットフォームごとの最新情報を確認することをお勧めします。
良かった点
感情に訴えかけるダークなストーリー
『LISA: The Painful - Definitive Edition』の最大の魅力は、感情に訴えかけるダークなストーリーです。主人公ブラッドが男しかいない崩壊した世界で拾った、たった一人の女である娘を探し続ける中でプレイヤーは様々な選択を迫られ、そのたびに犠牲や後悔を味わうことになります。
物語の展開は容赦なく、プレイヤーに重いテーマを突きつけます。 このシリアスさが感情を揺さぶりました。
ユニークなターン制バトル
ターン 制バトルシステムが特徴的で、戦闘中の攻撃や防御がボタン入力の組み合わせで行われます。 これにより、単純なコマンド入力ではなくスキルを継続するプレイヤーの戦略が求められ、各キャラクターの能力やリソース管理が鍵となってます。 特に選択肢によって仲間の運命が変わることが多く、慎重な決断が必要です。ゲーム内での選択肢がプレイヤーにリアルな緊張感を味わえます。
ピクセルアートと音楽の融合
レトロなピクセルアートスタイルと、感情に優しいサウンドトラックがゲーム全体の雰囲気を大切にしています。
グラフィックはかなりシンプルにデザインされており、その不気味で荒廃した世界観を見事に表現しています。
音楽は結構バカバカしい物も多いですがシーンごとに正しく設定されており、特に悲劇的なシーンでの音楽はプレイヤーに強い感情を呼び起こします。
プレイヤーの選択が物語に影響
プレイヤーの選択が 物語やキャラクターの運命に直接的な影響を考慮するため、各プレイごとに異なる展開が楽しめます。
エンディングが複数用意されており、選択肢によってキャラクターの生死やストーリーの進行が大きく変わるので、決断を強いられる時は凄くワクワクします。
気になった点
難易度がやや高い
『LISA: The Painful - Definitive Edition』はやや難易度が高いゲームです。 特にリソース管理が厳しく、仲間が戦闘でもストーリー選択で簡単に死んでしまう(瀕死ではなく殺害されてしまう)ため、プレイヤーにとってちょっぴりストレスとなる場合があります。
セーブポイントが限られていることと失敗が大きなペナルティを伴うので、選択ミスが許されない事を考慮すると、カジュアルなプレイヤーにはやや厳しい仕様となっています。ちなみに難易度選択は出来ます。
好みが分かれるピクセルアート
ピクセルアートはプレイヤーにとって魅力的なものの、最新の高解像度グラフィックに慣れている人には古臭く感じられるかもしれません。 視覚的なインパクトを重視するプレイヤーには物不足を感じさせるかも知れません。
ストーリーの暗さ
このゲームは全体的にダークな雰囲気やゴア表現を扱っているため、暗い物語が苦手な人には不向きです。 希望の少ない物語展開や、主人公や仲間うちの辛い過去が詳細に描かれているため、感情的に負担を感じる人はプレイを控えた方がいいです。
まとめ
スト-リー | |
難易度 | |
ボリューム |
個人的には様々な面で満足のいくゲームでした。コスパで見ても2500円という値段のゲームでこの体験が出来たのは大きなサプライズでした。
感情に訴える深いストーリー、戦略性の高い戦闘システム、ユニークなビジュアルと音楽で他のRPGとは一線を画す作品です。テーマが苦手な人にはやや敷居が高い部分もありますが挑戦的なゲーム体験を求めているプレイヤーや、シリアスなストーリーが好きな人には間違いなくおすすめの一作です。
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